『家族はつらいよ』無料視聴できる動画配信サービスは？山田洋次監督【家族はつらいよ】シリーズ続編は5月公開

• 2017年05月19日
• • 邦画

映画『男はつらいよ』シリーズで、国民的人気をさらった山田洋次監督が、再び人情喜劇に取り組んだのが、映画『家族はつらいよ』です。橋爪功・吉行和子演じる熟年夫婦が、次世代家族を巻き込んで起こす笑いと感動の大騒動。長男夫婦には、西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子と林家正蔵、次男夫婦に妻夫木聡と蒼井優をキャスティング。2016年3月に公開され、120万人動員のスマッシュヒットとなりました。そして、2017年5月には続編映画『家族はつらいよ2』が公開されます。前作『家族はつらいよ』は、動画配信サービス無料視聴ができます。

『家族はつらいよ2』の見どころは、豪華キャストと深いテーマ

前作『家族はつらいよ』で息の合った演技を見せた家族たちや小林稔侍、風吹ジュンらベテラン俳優陣に加え、今回『家族はつらいよ2』では山田洋次監督作品に初出演となる、劇団ひとり、藤山扇治郎らも加わりそれぞれの個性を放ちます。彼らがどんな喜劇的な演技を見せてくれるのか、期待が高まります。

そして橋爪功や小林稔侍らによって熟年世代の友情をユーモアたっぷりに見せながら、単身世帯の孤独「無縁社会」についても描くなど、現代の社会的なテーマにも切り込みます。笑って楽しみながらも、社会問題が頭の片隅をかすめるという、見ごたえたっぷりの作品となっています。

『家族はつらいよ2』のストーリーは？

熟年離婚の危機を乗り越えてから数年後たった、周造（橋爪功）と富子（吉行和子）。今度は家族たちの間で「高齢の周造が車の運転をするのは危ない」という問題が浮上しました。しかし周造は聞く耳を持たず、むしろ意地を張ってしまう始末。そのうえ、富子が旅行に出ている間に、居酒屋の女将・かよ（風吹ジュン）を誘ってドライブに出かけ、ヘッドライトを割ってしまいます。これに気づいた長男・幸之助（西村雅彦）が音頭をとり、いよいよ家族会議開催が決定。その一方で周造は、40年ぶりに再会した故郷の同級生・丸田（小林稔侍）を元気づけるために同窓会を開催し、楽しい夜を過ごしました。そしてこの夜、周造が丸田を家に泊めたことで、平田家にまた大騒動が起こります…。

●最新作『家族はつらいよ2』予告動画

最新作『家族はつらいよ2』キャスト

平田周造・・・橋爪功
平田富子・・・吉行和子
平田幸之助・・・西村雅彦
平田史枝・・・夏川結衣
金井成子・・・中嶋朋子
金井泰蔵・・・林家正蔵
平田庄太・・・妻夫木聡
平田憲子・・・蒼井優
丸田吟平・・・小林稔侍
向井・・・有薗芳記
女将・かよ・・・風吹ジュン
平田謙一・・・中村鷹之資
平田信介・・・丸山歩夢
刑事・・・劇団ひとり
新米巡査・中村・・・藤山扇治郎
鰻屋・・・徳永ゆうき
警備員・・・笹野高史
火葬場職員・・・笑福亭鶴瓶

U-NEXTほか、動画配信サービスで映画『家族はつらいよ』動画配信中

『家族はつらいよ2』を見る前に、前作『家族はつらいよ』をぜひ見ておきたい、あるいはもう一度見たい！という人は、動画配信サービスでの視聴が可能です！

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前作『家族はつらいよ』のストーリー…テーマは「熟年離婚」？

出典：http://www.cinra.net

平田家では周造と富子が結婚50周年を迎えました。このおめでたい年に、周造が誕生日プレゼントに欲しいものを尋ねると、なんと富子は「離婚届が欲しい」と言い出します。思いもよらぬ富子の言葉に周造はただ驚くばかり。まさかの「熟年離婚」を思いとどまらせるため、子どもたち夫婦も立ち上がり、なんとか解決方法を探そうと、家族会議を開くことに。しかし会議の場ではそれぞれの不満が飛び出し、収拾がつかなくなってしまいます。富子や周造が長年口にしなかった本音も明らかになってきます。そして、あることをきっかけに、家族会議の場はさらに思わぬ方向へと転がりはじめます…。

家族が同じキャスト。役名もそっくりな山田洋次監督『東京家族』

出典：http://eiga.com

1953年の小津安二郎監督『東京物語』をリメイクした山田洋次監督の映画『東京家族』は、2013年に公開されました。出演者は、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優と『家族はつらいよ』の平田家と同じ顔ぶれです。熟年夫婦役が平山周吉・とみこなど、役名もかなり似ています。この『東京家族』という作品があったからこそ『家族はつらいよ』シリーズが生まれたのではないでしょうか。

まとめ：『家族はつらいよ』シリーズは職人ワザの人情喜劇

山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』シリーズは、ベテラン俳優の演技が生きている人情喜劇。「熟年離婚」や「無縁社会」など、社会的なテーマを踏まえつつ、丁寧な脚本と演出で、見ている人を笑いと感動で包みこみます。大ヒットシリーズ『男はつらいよ』を思い出させる仕掛けや脇のキャラクター作りなど、細かに織り込んだ喜劇的要素も山田洋次監督ならでは。年輪を重ねた職人がつくったような、味わい深い作品です。さらにベテランだけでなく、フレッシュなキャスティングもあって、若い世代からも注目されています。