映画『風に濡れた女』動画を無料視聴できる動画配信サービスは?【主演:間宮夕貴】あらすじ・みどころにも注目!

映画『風に濡れた女』動画を無料視聴できる動画配信サービスは?【主演:間宮夕貴】あらすじ・みどころにも注目!

『風に濡れた女』は、日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの中に作品のひとつです。このプロジェクトは、1970年代から80年代にかけて一時代を築いた日活ロマンポルノの45周年を記念し、今の邦画界で活躍する5人の監督が、それぞれにエロスをテーマにした作品を撮り下ろした企画です。オフビートな笑いとエロスが同居したロマンポルノにも必見です。

同作品は、数々の国際映画賞を受賞し、メジャーヒット作も手掛ける塩田喜彦監督の作品です。しかし実は塩田監督には、ロマンポルノ映画で脚本を手掛けてきた大和屋竺さんのもとで脚本を学んできたという経歴があります。また、塩田監督はロマンポルノ界の巨匠である神代辰巳監督へのリスペクトも公言しており、そういった背景からも、同作品には注目が集まっています。

このページでは風に濡れた女の動画を視聴できる配信サービスを紹介します。

風に濡れた女 動画配信サービス

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あらすじ

都会から離れた山小屋で、一人静かに暮らす男・柏木高介(永岡佑)。彼がある日海沿いを歩いていると、通りがかった若い女性・汐里(間宮夕貴)が自転車で海に突っ込んでいく場面に遭遇します。海から上がった汐里は「良かったら今晩、泊めてもらえないかな」と高介に持ちかけます。
その頼み自体はひとまず断る高介ですが、その後すぐ、知り合いの喫茶店で働いている汐里と再会します。周りの人々を巻き込み自由奔放に欲望のまま生きる汐里に、高介はすぐに振り回されることに。最初は「女はもう卒業したんだよ」と言って無欲を装う高介ですが、汐里の誘惑に逆らえず、やがて関係を持ち始めてしまいます。
そして、汐里と高介を中心として、カフェのマスター(テイ龍進)や、高介の元劇団員仲間である演出家の響子(鈴木美智子)、高介のファンを名乗る夕子(中谷仁美)たちを巻き込みながら、さまざまな男女の欲望が交錯していきます。

キャスト/作品情報

汐里・・・間宮夕貴(映画『ちょっとかわいいアイアンメイデン』、『GONIN サーガ』など)
柏木高介・・・永岡佑(映画『愛のむきだし』、TVドラマ『重版出来』など)
カフェのマスター・・・テイ龍進(映画『図書館戦争シリーズ』、『闇金ウシジマくん Part3』など)
響子・・・鈴木美智子(映画『薄桜』、NHK大河ドラマ『篤姫』など)
夕子・・・中谷仁美(映画『アイアムアヒーロー』、『グッドモーニングショー』など)

監督/脚本・・・塩田明彦(映画『月光の囁き』、『黄泉がえり』、『どろろ』など)

 

風に濡れた女 みどころ

コメディタッチでエロティックな男女の関係を描く

生命力にあふれる女・汐里と、世捨て人のような男・高介が物語の中心ですが、小難しいドロドロとしたストーリーではなく、どちらかというとコメディタッチで男女の関係が描かれた作品です。なかでも、「女とは縁を切った」と言いながらも簡単に誘惑に負けてしまう高介は、なんとも情けなく、しかし非常に人間臭いキャラクターだと言えるのではないでしょうか。
濡れ場のシーンはもちろん、取っ組み合いのアクションシーンなども多く出てきますが、どこかコメディタッチでカラッとしています。汐里をはじめ、常識からは外れたエキセントリックなキャラクターが多く出てくるのも、そうしたイメージを加速させていると言えるでしょう。
エロスだけでなく、そんな肩の力の抜けたオフビートな笑いがこの映画の特徴です。特に高介役の永岡佑さんはその意味ではまり役だという意見も多くあるようです。“日活ロマンポルノ=エロティックだけど暗くて重い”というイメージのある方は、ぜひ本作を観てみてはいかがでしょうか。

10分に1回の濡れ場!

日活ロマンポルノのキャッチコピーとして“10分に1回は濡れ場がある”というものがあります。今回の日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの作品も、そのルールに沿って作られているので、エロティックなシーンを楽しみたい方にはおすすめです。
また、同プロジェクトは5人の監督が、予算や上映時間などもほとんど同じ条件で作ったという面でも注目を集めています。同じテーマ、同じルール、同じ条件を守りながら、どれだけそれぞれの個性が出るのかも見所です。本作を気に入った方は、ぜひ他の4作品も観てみてください。

海外の映画祭で受賞

本作品は、第69回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、若手審査員賞を受賞しました。これは、ロマンポルノ作品としては初めてのことです。塩田明彦監督はこれまでにも、『黄泉がえり』で日本アカデミー賞の優秀監督賞・優秀脚本賞などを受賞していますが、そうしたメジャー作品ではなく、どちらかと言えばマイナーなジャンルであるロマンポルノ映画で海外の映画賞を受賞するというのは、大きな快挙と言えるでしょう。
また、塩田明彦監督の長編デビュー作『月光の囁き』は、ロマンポルノ映画ではないものの、SM的な恋愛を描いた官能的な作品でした。同作品もロカルノ国際映画祭に出品されています。そうした意味では、原点回帰とも言える作品での受賞と言えるかもしれません。
この作品を入り口に塩田明彦監督の作品や、他のロマンポルノ映画などを順番に観ていくのもおすすめです。

予告動画 風に濡れた女

 

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