映画『海を感じる時』動画を無料視聴できる動画配信サービスは?市川由衣の濡れ場や気になるあらすじにも注目

映画『海を感じる時』動画を無料視聴できる動画配信サービスは?市川由衣の濡れ場や気になるあらすじにも注目

映画『海を感じる時』は、小説家・中沢けいさんの同名デビュー作が原作です。原作小説が小説新人賞受賞した1978年には、中沢けいさんはまだ大学に入学したところに18歳でした。性描写が多く盛り込まれたラブストーリーを、執筆時にはまだ高校生だった女性が描いたということもあり、“文学上の事件”とも評されベストセラーになりました。

その衝撃作を、2014年に安藤尋監督が映画化したのがこちらの作品です。主演の市川由衣さんがヌードや濡れ場シーンを体当たりで演じたことからも、大きな話題を呼びました。このページでは海を感じる時の動画を視聴できる動画配信サービスを紹介します。

海を感じる時 動画配信サービス

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*この情報は2017年3月19日に取得した情報です。詳しくは公式ページでご確認ください

 

あらすじ

舞台は、1970年代のある海沿いの街です。
同じ高校の新聞部の先輩である洋(池松壮亮)と後輩の恵美子(市川由衣)。ある日、二人きりの部室で洋が恵美子にキスを迫ります。洋に憧れていた恵美子はそれを受け入れ、「前から先輩のことが好きだった」と打ち明けますが、一方の洋は「好きだったのではなく女性のカラダに興味があっただけで、君じゃなくてもよかった」と告白します。しかし、洋への気持ちがあったことと、幼い頃に父親を亡くし厳しい母親に育てられたという家庭環境の中で“自分が求められること”にどこか飢えていた恵美子は、「カラダだけを求めるのでもいい」と洋を受け入れます。
そうして二人は何度も関係を重ねていき、やがて洋が高校を卒業し上京。恵美子も洋を追って上京しますが、その頃から二人の関係には変化が訪れ始め……。心とカラダのどちらを求めるのか、そうしたアンバランスな想いを抱える男女を描いた官能的な青春映画です。

キャスト/作品情報

恵美子・・・市川由衣(映画『呪怨』『NANA2』など)
洋・・・池松壮亮(映画『紙の月』、『愛の渦』など)
阪井まどか・・・(同作が映画初出演)
高尾祥子・・・(映画『戦争と一人の女』など)
三浦誠己・・・(映画『私の男』など)
中村久美・・・(映画『舞妓はレディ』、『風に立つライオン』など)

監督・・・安藤尋(映画『僕は妹に恋をする』、『花芯』など)
脚本・・・荒井晴彦
原作・・・『海を感じる時/水平線上にて』 著:中沢けい
主題歌・・・『泣くかもしれない』 MOTEL(須藤もん&対馬照)

 

海を感じる時 みどころ

生々しい恋愛を、セックスを通して描く

主演の市川由衣さん、池松壮亮さんの体当たりの濡れ場シーンが多く、公開当時はそういった面でも話題を集めました。特にヒロイン恵美子を演じる市川由衣さんは、惜しみなくその美しい肉体を画面に焼き付けています。
しかし、裸や濡れ場が多いからただただエロティックだというわけではなく、二人の間に漂うやりきれなさや通じ合えなさといった、恋愛の生々しさがセックスを通して描かれている点が特徴的です。そのため、実際の濡れ場シーンは多いものの、どれもどこか寂しげで、陰鬱なイメージを観る人に与えるという感想も多いようです。しかし、その生々しさ、リアリティがこの映画の特徴でもあると言えるでしょう。

繊細な心理描写や文学性の高いセリフ

この作品の見所のひとつとして、だんだんと逆転していく男女の関係が挙げられます。少しネタバレになりますが、初めは「女性のカラダに興味があっただけで、君じゃなくてもよかった」といっていた洋の方は、体を重ねるごとにだんだんと恵美子の心の部分を求めるようになっていきます。一方で、初めは「先輩のことが好きだった」と心を求めていた恵美子の方は、体を重ねるにつれて心に距離ができてきてしまいます。
カラダや性欲を満たしたかったのか、心や恋愛感情、承認欲求を満たしたかったのか、という問いが二人をさらに混乱させていきます。そうした繊細な心理描写や、文学性の高いセリフもこの映画の大きな魅力と言えるでしょう。そうした空気感を作り出す、全体的に少し暗めの画面、またそれと対照的に光のあふれる海のシーンなども大きな見所です。

丁寧かつ静かな筆致で描かれた、普遍的な青春映画

1970年代という時代設定ですが、“自分を受け入れてほしい”と思う女性と、“どうやって愛していいか分からない、でも体は求めてしまう”という煮え切らない男性という関係は、時代設定に関係なく普遍的なテーマではないでしょうか。今風に言えば、メンタルの不安定な女の子と、いわゆる“ダメンズ”な男の話と捉えることもできます。
自分でもどうしていいか分からずに恋愛やセックスについて戸惑い、そうしているうちにお互いの心がすれ違っていくというのは、多くの人が青春時代に体験することでしょう。この作品は、そうしたテーマを、派手さを抑えて丁寧に静かに描いています。そのため、“文学的すぎて難しい”と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、普遍的な青春映画であると言えるでしょう。
安藤尋監督は、他にも性と恋愛について文学的な視点から描く作品を多く撮っていることでも有名です。そうした作品には、漫画家・魚喃キリコさんが原作の『blue』、作家・瀬戸内寂聴さんが原作の『花芯』などがあります。『海を感じる時』を気に入ったという方は、ぜひそうした作品も観てみてください。

予告動画 海を感じる時

 

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